インドネシア・宴会芸はこれで決まり!パプアのコテカ(極太)「コテカ_Koteka_」は、世界第二の巨島・ニューギニアの中央高地に暮らす人々がかつて男性用下着(ペニスケース)として使用していたものです(一部地域では今日でも使用しています)。今回紹介するコテカは、インドネシア最東端に位置するパプア州(旧イリアンジャヤ州)の中央高地の一県であるジャヤウイジャヤ県からやってきました。今日のジャヤウイジャヤ県では、すでに衣服文化が浸透しており、ダニ人、ラニ人、ヤリ人などの間で、ごく少数の男性が着用するのみです。同様のことがパニアイ県やプンチャクジャヤ県でも言えます。ウリ科の一種をイロリの暖かい灰で蒸してから中身を掻きだして作製します。コテカ自身に模様を入れたり、彩色することはありません。しかしながら、ジャヤウイジャヤ県の県都であるワメナのナヤック市場や、州都ジャヤプラにあるハマディ市場で、観光客のお土産用として彩色されたコテカが出回っており容易に入手することができます。コテカは大きく分けて「ルルス(Lurus=まっすぐ)」と「ベンコック(Bengkok=曲がっている)」の二種類に分けることができます。一般的には、お年寄りがベンコック・タイプを好みます。写真のベンコック・タイプは、ワメ盆地の西方に暮すラニ族が実際に使用していたもので、相当古いものです。長さは約30cm、入り口直径約3.3cm、最大径は約11.5cmです。重さはおよそ124グラムです。熱湯消毒済みです。これで街を歩くことは公序良俗に反するかもしれませんが、ダニ人が大祭の際にやっているように、ズボンの上から着けてもなかなかのものです。宴会の席での一発芸のアイテムとして?それとも夏用のホームウエアーとしての利用はいかがでしょうか?着用説明書が付いています。インドネシア文化宮 GBI=Graha Budaya Indonesia)は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。インドネシア文化宮ブログサイト:http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/